ヌマガエル |
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撮影地:愛知県東海市加木屋町裾 |
※ 専門知識のある方へ。 筆者のもとにツチガエルの名前で持ち込まれるここ10年ほどの東海市の写真等の資料は、すべてヌマガエルの誤同定です。 知多半島では1990年代後半にツチガエルが激減したそうで、2000年を前に絶滅したと思われていました(高津,1998)。 その後の知多半島の広域的な調査でまったく発見されていませんでしたが(島田・坂部,2014a)、 知多郡武豊町に局所的に残存しているところが発見されました(島田・坂部,2014b)。 この例が示すほど知多半島で激減しているツチガエルですので、東海市でツチガエルという情報をお持ちの方は、 再度図鑑で同定方法を見直して同定し直すことをお勧めすると共に、 もしツチガエルであれば同定可能な証拠を開示して発表されることをお願いいたします。 逆に興味深いのはヌマガエルで、目録のページで示したように過去の東海市の文献には掲載されていません。 最近になって増えたものなのでしょうか? 参考文献 高津英夫(1998)両生類の観察と保護 その1.ほたる.(12):50-82. 島田知彦・坂部あい(2014a)西三河平野部の水田におけるツチガエルの分布.豊橋市自然史博物館研報.(24):7-15. 島田知彦・坂部あい(2014b)知多半島におけるツチガエルの生息地の一例.豊橋市自然史博物館研報.(24):33-35. |
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