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きものが好き
 祖母はきものが好きでした。その娘達、つまり私の母も叔母もきものが好きでした。そのおかげで子どもの頃から私のまわりにはきものがありました。
 お正月はもちろん、冬になると家ではきものを着ていました。真冬の寒い中、風邪を引いて病院に行くとき、パジャマの上にモスの長襦袢、対丈のウールのきものを着せられてその上に綿入れを羽織らせてもらうと、とーっても暖かかったのを覚えています。(*^_^*)
 中学、高校と進むにつれ、日常着としてのきものを着る機会はめっきり減りました。自分で着ることができませんでしたから(^_^;)。でもある時期、日常着としてのきものにとてもあこがれて、母にウールのきものを腰上げしてもらい、冬休み、家のお手伝いから外出からずっときもので過ごしたことがありました。
 でも、そこは所作がなってないからでしょうねぇ。裾を踏んづけるは、袂を引っかけるはで、肩や腰の縫い目の生地が裂けてしまうほどの乱暴な着方と相成ってしまい、すっかり日常着としてのきものはあきらめたのでした。
 きものが好きで着たいならやはり自分で着られるようにと半年ほど着付けを習い、なんとか自分で着られるようになって結婚。子どもも生まれ、最近またむくむくと日常着としてのきものに恋いこがれる毎日です。
 ここのとまり木はそんな私のきものにまつわるエピソード、きもののお母さんをめざす試行錯誤をレポートしていきます。
目次
日常着のきものの意外な困難
2002.5.21